【京都】田舎っぽくも、都会っぽくも住み方を選べる南丹市。京都市からもすぐ!

 南丹市を紹介する人

こんにちは。私は、前田敦子と申します。

 

AKBを卒業した後、京都で南丹市地域おこし協力隊をはじめました。23歳です。

 

・・・・うそです。名前だけ本当で、??歳です。(言えない・・)

 

私の生まれは石川県能登半島で、とても田舎です。

 

大学のとき、能登から金沢へ出て、就職と同時に京都府へ引っ越し、しばらく働いていましたが辞めて京都市内の織物学校へ。

 

その間に出会ったネイチャーガイドという仕事で南丹市への引っ越しを考えているうちに協力隊の仕事を知り、平成27年9月から南丹市地域おこし協力隊として活動を始めました。

 

山ガイドの資格を生かし、今は使われていない峠道などでツアーをし、都市部の人を呼び込む活動や、協力隊基地となっている南丹市日吉町の旧小学校利活用促進といった活動をしています。

 

卒業目前の協力隊3年目です。

 

南丹市ってこんな町

概要

南丹市は京都市の北、京都府の真ん中を横断する、大きな市です(地図の赤色)。

平成18年に園部町、八木町、日吉町、美山町という4つの町が合併しました。

北は福井県・滋賀県と接し、南は兵庫県・大阪府とも接しています。

市の大きさは東京23区と同じぐらいですが、人口は約32000人。

毎年200人ずつ自然減という、少子高齢化に悩む市です。

 

一番北の美山町では人より鹿の方が多いです。多分・・・。

 

自然

京都府が推し進める「海の京都」「森の京都」「お茶の京都」のうち「森の京都」エリアに属し、美山町と日吉町の一部は平成28年に京都丹波高原国定公園に指定されました。

 

つまり森がたくさんあるってことです。市の88パーセントが森。

近所の山からの風景。谷あいの町が見えます。

 

日本海へそそぐ由良川、大阪湾にそそぐ桂川という2つの大きな川の上流に位置し、桂川は京都市内を流れるため、昔は南丹市で切った木や、農産物を川を使って京のみやこへ運んでいたそうです。

 

京都市まで1時間足らずで行ける八木町・園部町は田舎町の雰囲気を、林業が盛んだった美山町・日吉町は森に囲まれた田舎を味わえるところです。

 

八木町・園部町は「スーパーも電車もあるし、うちら都会」と思っていますが、都市部から来られた方には、4町どこも自然いっぱいの田舎を感じられる場所に違いないと思われます。

 

伝統

南丹市で一番有名な観光スポットは、美山町北集落の「かやぶきの里」です。国の重要伝統的建造物保存地区に指定され、38棟のかやぶきの家に、今も人が住みながら←珍しい 保存されています。

 

かやぶき屋根をふく「かやぶき職人」や、放水銃点検のための一斉放水など、かやぶきを守るための仕組みが息づいています。

 

福井県若狭湾から日吉町、美山町を通って京都市へ行く旧街道は「西の鯖街道」と呼ばれ、沿線に共通の祭りや伝統食が残っています。

↑愛宕山信仰の火祭り

 

移住したきっかけ

田舎育ち

出身の能登は田舎で、その中でも私が生まれたのはど田舎です。

 

能登なのに海沿いではなく、奥能登の真ん中の山の中だったので、子どもの頃は雪がたくさん降りました。屋根からそりですべりおりたり雪をかきわけながら学校へ行ったり雪を掘ったら鉄棒が出てきたり・・今では信じられないくらいです。

 

そうはいっても海も車で行けば近く、夏はいつも海で泳ぎました。能登の海は透明度が高くきれいで、魚もいっぱい泳いでいます。

↑奥能登の海

夏は能登に独特の夏祭りがあり、大きな「きりこ」という山車が出て、松明のまわりをまわります。きりこ太鼓も練習して、お囃子の音を聞くと血が騒ぎます。春はタラの芽やタケノコなどの山菜とり、秋はキノコ狩りへと自分の家の山に親や祖父と出かけました。

話がずれていってますが、、つまり、良い思い出をたくさんつくった田舎が好きで、将来は都会よりも田舎に住みたい。できれば能登に帰って大好きな海や山を守り、人がいなくなるのを防ぎたいと思ったのが「地域おこし」への気持ちの始まりでした。

 

大学から就職、現在まで

 

とはいっても大学までは何も考えず「行ける中で一番いいところ」を選んでこまを進めてきて、大学卒業のころにやっと「将来を考えなくては」と思い、そのときたまたま読んだ本に影響を受けて「機織りをしたい」と思いました。

 

実家の近所で機織りをするおばあさんの姿を覚えていたことも一因だと思います。

 

とりあえず一旦京都府で就職してお金をため、辞めて京都市のテキスタイルスクールに通い、着物を織ることを習いました。

 

その間、趣味だった山登りをするうちに「京都府南丹市美山町にある京都大学芦生研究林って良いよ」と聞き、ネイチャーガイドツアーと出会って「ただの山が宝の山に見える!こんな仕事をしたい。」と思い、ガイドの仕事も始めました。

(「何がしたいねん」というツッコミが聞こえてきそう)

 

↑京都大学芦生研究林

 

テキスタイルスクールを卒業したらすぐ美山町に引っ越して、織物のかたわらガイドをする、という生活に入るつもりでした。

 

しかしなかなか住む家が見つからない!そこで教えてもらったのが、南丹市地域おこし協力隊、という仕事だったのです。

 

田舎の良さをみんなに伝え、定住促進をして、自分の家もついでに探そう、と。具体的にどんな仕事か知らないまま飛び込んでしまいました。

 

南丹市の魅力

南丹市は4町が合併し10年が過ぎましたが、いまだに1つの市というより4つの町という感じがします。北からひとつずつ紹介します。

美山町

一番面積が大きいが、人口は一番少なく、ほぼ山、という町。4町の中で唯一鉄道が通らず交通はかなり不便ですが、小学生がプールの代わりに川で泳ぐぐらい川がきれいで、それほど高くはないけれど登山できる素晴らしい山も多く、「田舎で自給自足したい」など、田舎らしい田舎を求める移住者には人気の場所です。

 

「本物の田舎」を自称するだけあって、風景がどこか普通の田舎と違って「特別さ」を感じますおそらく住んでいる人たちの「景観を守ろうとする意識」が昔からあって、「道路に大きな看板をつけない」とか「草ぼうぼうにしない」とかいう気持ちで、美しさを守ってきているのでしょう。人の想いの力を感じます。

 

人といえば、「就職して働きたい」など人に頼って生活することを望むと住めないので、美山には自然と自立した移住者が集まってきています。元から住んでいる人もおもしろい人が多く、仕事も人間も濃い世界ができあがっています。

 

猟師、ヨガの先生、工芸作家、音楽家、かやぶき職人などなど、興味深い人がたくさん住んでいます。

福井県に近く、冬はたくさん雪が降ります。

 

日吉町

美山町ほどではないが、林業が盛んだった山あいの町。これといった見所はないけれど、日吉ダムと付属施設の「スプリングス日吉」は南丹市で一番訪れる人が多い場所。

 

温泉があり、バーベキューマスターがいて、あたたかい季節の休日は、日帰りバーベキュー客でにぎわいます。

 

日吉ダムはバス釣りの世界では実は超有名だとか・・。いつかボートを買ってダム湖で乗りたいと思っています。(日吉ダムは地域に開かれたダムを自称し、他では難しいこんなことも夢ではありません。)

 

ちなみに前田が住むのもこの日吉町。近所の人は年間パスポートを買って毎日温泉に通い、「10年間自宅の風呂を使っていない」という人もいます。

うちの周りの風景

 

スプリングス日吉以外にも結構おもしろい場所や店などがあり、それらをつなぐ「龍の森プロジェクト(ダム湖が龍の形に見えるから)」というプロジェクトが進行中です。前田など他の協力隊も入っています。

 

園部町

旧城下町。というとお隣篠山市のようなステキな街並みを想像しますが、園部はそれらを壊してしまった残念な町です。

 

とはいえ市役所や大きめの駅スーパー、ドラッグストアなどなどが集まる、一番の都会です。美山や日吉の人は買い物は園部に行きます。

 

(園部の人は買い物は亀岡市に行きます。亀岡市の人は京都市に行きます・・。)

 

城下町の姿はなくなってしまったかに見えますが、実はひそかに息づいていて、新町通りなどに町家カフェや町家コミュニティスペース、シェアハウスができ、協力隊員も協力しています。

 

アジアで最後の技術が残るビロード工場があるのも、私的に自慢したいところです。

 

まちの端には「るり渓」という名勝地があり、「るり渓温泉」は冬季イルミネーションやグランピングなどして頑張っている施設です。

ハイキングに良い山もあり、登ると園部町が一望できます。

 

 

八木町

京都市まで電車で30分という好条件の場所。結構都会。どこも同じですが、昔は商店街のにぎわいがありました。

 

今はにぎわいは少なくなりましたが、協力隊員もファンであるおいしいイチゴ大福を売る和菓子屋や、駄菓子のように気軽で安く、おいしいコロッケを売るお肉屋さんなど、良いお店がちょこちょこある町です。

 

町を外れると、広大な田園風景が広がり、気持ちの良いところです。キリシタン大名の山城があったり、男前豆腐の工場があったり、メグミルクの工場があって牛がたくさんいたりと飽きさせません。

 

実は国宝級!?の木喰仏(笑顔で酒を飲んでたりする、愛嬌たっぷりの仏像)が見られる清源寺さんもあります。

 

一山登ると、高いところに「神吉(かみよし)地区」という田んぼの風景がきれいな集落があり、「南丹のマチュピチュ」と呼んでます。(わたしが。)

 

 

 

ということで、美山・日吉が田舎で山エリア。園部・八木が都会で田園エリアです。

 

旧4町がそれぞれ図書館を持っていて、どこで借りてどこに返しても良いのもひそかに気に入ってます。

 

まだまだ魅力が伝えきれませんが、11月に協力隊みんなで南丹市の魅力を伝える広報冊子をつくるので、それで市内の人にも、自分の市の魅力をわかってもらえたらなと思っています。

 

住んで分かったマイナスポイント

 

車がないと生きていけない(ガソリン高い)とか、買い物大変とかはどこも同じなので、その他のことで書いてみます。

 

・実感としてのマイナスポイント(私が住むのは日吉町)

 

獣害が多い

↑声を大にして。

 

うちは田畑と山が(自動的に)ついた家を買いました。

 

なりゆきで新規就農者になったのですが、ちゃんと草刈りや耕作をしなくてはなりません。

夫がやってくれていますが、鹿が多く、夜の間に植えたそばから作物を食べられてしまいます。

うちはともかく農業で生計を立てている人たちには頭痛の種です。鹿柵を買ったり、苗を買いなおしたりしていると儲けが出ないのではと心配になります。

 

車で夜走っていて、鹿とぶつかる人も多く、イノシシと違って背が高いので、廃車になると言います。問題です。

 

山崩れがこわい

場所によりますが、うちは裏が結構な斜面の山で、家を買ったときから災害のイエローゾーンに入っています。今までは大丈夫だったでしょうが、鹿のせいで山肌があらわになり、崩れやすくなっているのではないかと思いこわいです。

 

避難場所の公民館は、レッドゾーンの谷あいにあり、うちより危ないです。歩けないお年寄りが多く、いざというとき心配です。

 

10年後が怖い

うちの地域は限界集落であり、今は60代、70代、80代の人ががんばって農作業などをしていますが、その方たちがいなくなったら、どんな風景になるのかこわいです。

 

40,50代の人たちは仕事に出てしまい、あまり集落の風景などに興味がないように見えます。

 

また、自分もどんどん年を取りますが、年を取った時に田舎は確かに住みにくいだろうと思います。運転ができなくなったら・・歩けなくなったら・・。買い物や病院の問題など、今のうちになんとかして、お年寄りも住みよい町にしておきたいです。

 

ソーラーパネル

これは日本全国問題になってくるだろうと思いますが、耕作放棄地にたくさんのソーラーパネルをつけるところが増えてきました。

 

田んぼと山ののどかな風景が台無しになります。

 

今は景観が悪くなる以外の問題がないでしょうが、移住者は敬遠するし、壊れたときの処理の問題などがきっと出てくるでしょう。

 

景観を気にする市はいち早く規制しているようですが、南丹市は遅いだろうと思います。手遅れにならないうちになんとかしてほしいです。

 

なんだか将来のコトとか、大きい事ばかりになってしまいました。けど今のところ運転もできて買い物にも行けるし、健康だし、特に困っていることはなく、気持ちの良い空気の中で楽しく暮らしています。

 

移住者の仕事例

ゲストハウス「GOMA」

自転車をやってる旦那さんと建築士の奥さん(どちらも30代)が最近引っ越してきて、ゲストハウスを始めました。自転車ツアーやごはん会など、色々な人とつながってどんどんいろんなことを始めています。やる気次第でなんでも可能なのが田舎の良さ、というのを体現されてます。

 

農家民宿「とりこと舎」

人里離れた場所でされている農家民宿・カフェですが、知る人ぞ知る人気の場所。家も自分たちで改装し、ヤギや鶏を飼って、卵やヤギミルクを生かした料理を提供しています。地域の人たちと一緒に「里まる」という炭焼き集団を結成、炭焼き窯から作り始め、今では質の良い炭を焼いています。

 

農家レストラン「カフェふるや」

最近美山町の奥地に孫ターンしてきた方が、おばあさんの家をカフェにして、高知県と美山の食材でおいしいご飯を出しています。みんなが「こんなところでカフェ、大丈夫?」というくらいの奥地ですが、オーナーの女性の人柄もあって、今のところ順調に営業されており、平日に行ってもお客さんがいます!

予約すれば夜の営業もしてくれるということで、夜ご飯難民になりがちな美山町ではありがたい存在です。

 

 

空き家事情

南丹市では市の定住企画戦略課が作った定住サポートセンターが空き家バンクの管理をしています。

 

協力隊と同じ事務所に二人の職員が常駐し、利用者などの対応をしています。予定が合えば土日の案内なども対応してくれて、親切ですよ!

↑廃校になった小学校が基地

 

協力隊と同じ平成27年から始動し、これまで30件近くマッチングしました。今は空き家27件登録され、移住希望者は89人登録しています。現在も増加中です。

 

京都市から近いせいか、移住希望者はたくさんいるのですが、空き家はどこの田舎とも同じく出にくいです。「お盆に帰りたいから」「掃除が面倒だから」などいろいろな理由があります。しかし南丹市の空き家バンクが有名になってきたせいか、最近はちょこちょこと預けるおうちも出てきています(が、良い物件はあっという間に決まります)。

 

なんくら(南丹暮らし)」というホームページでいろいろな情報が得られます。

 

 

ぜひ寄ってほしい店や場所

美山町

かやぶきの里(かやぶきの家が38棟集まる集落。日本の原風景が楽しめます。一斉放水などの日にはイベントもあります。)http://www.kayabukinosato.com/

カフェふるや(野菜ソムリエのいる古民家カフェ。高知県のオーナーが、美山の祖母の家で開いたカフェで、高知と美山の食材が使われてとてもおいしい昼食などいただけます。携帯電話つながりません!)http://furu-ya.com/

田歌舎(自給自足をしている猟師集団。アウトドアツアー体験もできます。カフェあり)http://www.nantan.zaq.ne.jp/fuajs500/

おもしろ農民倶楽部(鹿ソーセージなどを作っていて、ベーコンサンドやポトフなどがカフェで食べられます。)http://www.miyamahamu.com/omise.htm

レストラン芦生(昔ながらの洋食店。から揚げが絶品。美山で珍しく19時まで営業が嬉しい。)http://www.miyamanavi.net/s-hi0006/

道の駅 ふらっと美山(地元の特産品や農産物が買える道の駅。美山牛乳製品が人気)http://www.miyamanavi.net/s-hi0014/

美山牛乳工房(美山牛乳ジェラートが大人気)http://www.miyama-milk-studio.com/about.html

美山里山舎(こだわりの大工がいて、薪ボイラーや小水力発電などエネルギー自給もめざしています。イベントあり。カフェあり。)http://satoyama-sha.com/

Futon and Breakfast(一棟貸しのかやぶき宿。外国の人もよく訪れます。)https://miyamafandb.eyado.net/

 

日吉町

ゾンネ・ウントグリュック(京都市内からも客が訪れる人気のドイツパン屋です。)https://tabelog.com/kyoto/A2608/A260803/26007029/(食べログ)

ゆみ屋(鶏肉がおいしい。ランチ、居酒屋)https://tabelog.com/kyoto/A2608/A260803/26020705/(食べログ)

農家カフェ AUBE(雰囲気も抜群の、おいしい鶏肉料理が食べられる農家カフェ)https://tabelog.com/kyoto/A2608/A260803/26023058/(食べログ)

みとき屋(ドイツ人の旦那さんと日本人の奥さんが営む、本格ドイツソーセージやパンが食べられるカフェ。音楽イベントなども。)http://blog.mitokiya.com/

とりこと舎(雰囲気抜群、鶏やヤギがいて、生みたて卵料理などが食べられるカフェ。要予約。農家民宿でもあります。)http://www.kyoto.zaq.jp/toricotoya/

道の駅 スプリングスひよし(温泉施設があり、バーベキューもできる。日吉ダム付属施設)http://www.springs-hiyoshi.co.jp/

 

八木町

森彦菓舗(和菓子屋。冬のいちご大福が絶品)https://www.facebook.com/morihiko.kyoto

いけじゅう(本格派の洋食屋)http://www.ikejyu.com/

清源寺(木喰仏がたくさん見られるお寺。要予約)http://www.city.nantan.kyoto.jp/www/event/104/001/003/index_1907.html

 

園部町

カナモンヤcafeイヌイシ(もとは金物屋。なつかしい金物に囲まれた、おしゃれなカフェ)https://retty.me/area/PRE26/ARE118/SUB48302/100001214536/

カフェcotton(町家カフェ)https://tabelog.com/kyoto/A2608/A260803/26027757/

道の途中(古民家カフェ・ギャラリー)https://www.facebook.com/michinotocyu

るり渓温泉(温泉施設。グランピングあり。冬季はイルミネーションが楽しめる)http://rurikei.jp/onsen

 

 

うらやましい町

温泉がもっとほしい、とか、きれいな湧水が流れていてほしい、とか贅沢を言ってはキリがありませんが・・能登に帰りたいな~と思うことがあります。海があるし、祭りも懐かしいので・・。でもこちらでがんばることが、能登にも波及効果があれば良いなと思ってます。

あと、隣町の篠山市。「景観条例」があり、以前から景観を守ることに敏感な地。ソーラーパネルもいち早く規制しています。田舎のおじさんたちは、古いものの価値はわからない傾向にあり、「古いものは壊して新しくする」ことに熱心ですが、古いものを守ったことで今栄えている京都市や篠山市などを、南丹市も見習ってほしいなと思います。なくすことは簡単ですが、もどってきませんので。

 

南丹市へ移住を希望する人へのメッセージ

南丹市のライフスタイル

南丹市は上記のように、北部は「ザ・田舎」、南部は「駅やスーパーが近くて、都会のように暮らせる田舎」です。ライフスタイルにあった方を選んで住めるのが、南丹市の売りです。

 

ただ、移住希望者からよく問い合わせがある「駅に近くて畑がある貸家」は、結構難しくて、南部の駅があるところは徒歩や自転車でスーパーやドラッグストア、カフェなどに行けますが、住宅街で、畑はほぼありません。

田舎っぽく暮らしたかったら、駅から離れてしまい、車が必要です。

それでも京都市内まで30分~1時間半でいけるので、便利ではあります。

 

田舎暮らし

田舎へのお引越しは、都会の引っ越しとは全然違うと自分がやってみて分かりました。

 

田舎へのお引越しは、「結婚」だと思ってください。地域の人と、合うかどうか。ご近所さんとコミュニケーションが取れて、「日役」と呼ばれる地域の草刈りなどの義務が果たせる人しか田舎に住めないと思います。常識的な行動ができるかどうかが、都会よりもずっと大切です。

「自然の中で、誰とも話さないで暮らしたい」というのは無理だと思います。厳しい自然の中では助け合わないと暮らしていけないですから。

田舎の人は自立して何でもできる人が多く、人生経験も豊富なので、交流すると楽しいですよ!

 

また、移住者もたくさん住んでいますが、やはり自立しているので、個性的で面白い人がたくさんいます。交流の場もたくさんあるので、仲間が増えて楽しいです。

 

増えている「農業がしたい」人

最近は「自然農がしたい」といって南丹市への移住を希望する人が増えていますが、「自然農」=「無理」と田舎の人は思っているので、自然農(人と違うこと)をしたかったら普段の常識的な行動がさらに大切になります。また、「雑草をたくさん生やして、挫折して都会に帰った」移住者がいる地域は、移住者に厳しい目を持っています。田舎の人も、できるだけ農薬などを使わないで作りたい気持ちはあるのですが、実際虫や草の勢いがすごくて、難しいのです。自然農をしたかったら、まずはやっている人に弟子入りするなど、続けられる見通しを持ってから来てください。

教えてくれる人や自然農の勉強会がありますので、紹介しますよ!

 

その他働き方

京都市内や大阪まで通って(!)仕事をしている人もいますが、田舎を満喫するなら田舎でお仕事できると良いですね。競争相手が少ないので、なんでも仕事になります。ただお金になりにくいのが難点です。特技を生かして、アイデアたっぷりに起業できるとよいのですが。起業セミナーなど商工会の支援もあります。

小さなアルバイトはたくさんあります。いくつか掛け持ちで仕事をするのが良いでしょう。家では家庭菜園などを楽しんで、「半農半X」をするのがおすすめです。農業体験をすると、人生の知らなかった半面を見ることができる気がしています。

インターネットはつながりますが、重いデータを扱う人などは「遅い」と泣いてます。(私はあまり詳しくないのですが・・)普通に使う分には大丈夫です。

 

リンク

南丹市地域おこし協力隊 フェイスブック https://www.facebook.com/nantandoor/

インスタグラム https://www.instagram.com/nantandoors/

twitter https://twitter.com/NantanDoors?lang=ja

なんくら(なんたん暮らし)http://www.nancla.jp/

 

南丹市の協力隊制度

南丹市の協力隊制度は、全国の失敗例を参考に考えられたのでかなり良い条件になっていると感じます。

市と雇用関係はなく、市から個人事業主として委嘱されている形で、副業もできます。

月に16日(120時間)で、給料は月20万円です。車とスマホ、パソコンが支給され、家賃も定額負担してくれます。(ただし条件に合う家である場合のみ。)

仕事は月初めに活動月報を提出し、詳しい報告は報告書を出したり、ミーティングで説明したりします。

 

私は一期生だったので、市民から「協力隊って何?」「公務員でしょ」と思われ、厳しい目で見られていたので、平日9時~17時に、外出する用事がなければ事務所にいるようにしたのですが、だんだん知られるようになって、今では各自、自分の拠点で自由に働いています。

 

チーム制ではなく、各自の特技ややりたいことに合わせて仕事をしており、たまに一緒にイベント出店をしたり広報冊子をつくったりしています。月に1度、市の人も入ったミーティングをして交流しています。

 

今3期生まで11人が働いていますが、あまりバラバラに動いているともったいないので、今後また変わっていくと思われます。

 

協力隊になるなら、何か特技を身に付けてから「この技を田舎で生かしたい」と思って来る方が、地域にも本人にも良いと思います。協力隊になってからつぶしのきく特技を身に付けるのは至難の業ですので・・。3年後、自立はかなり大変だと思いますので、その辺、よく考えた上でなるのが良いでしょう。

 

 

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