もくじ
和歌山県新宮市熊野川町を紹介する人
こんにちは。ぼくは熊野川町で地域おこし協力隊として活動しております、森雄翼(もりゆうすけ)と言います。平成元年うまれ。2017年現在、3歳と0歳の二人の息子がいます。現在古民家を再生したゲストハウスを運営したり細々と農業をしながら、この町で暮らしています。
熊本県で生まれ、学生時代は京都に暮らしました。大学を24歳で卒業して就職せずそのままこの町へ移住しました。目指すのは自給自足の生活です。今は特にエネルギーの自給に取り組んでいます。
熊野川沿いの国道を走りながら、川の色が綺麗な日や夕暮れに映える山々の景色に会えた日は本当にこの町に来てよかったなぁと幸せを感じます。景色は抜群。この町を一言であらわすと「伸び代」の町。古道歩きの外国人観光客も年々増えてゲストハウスやカフェ需要が増えていますし、それに伴い移住者もどんどん増えています。ぼくが移住したのも先輩移住者の活躍を知り、ここに伸び代を感じたから。
この町では面白いことにチャレンジする人を待っています。それでは、詳しく熊野川町のこと、書いてまいりますー!
少しの間おつきあいくださいませ!
熊野川町を選んで移住したきっかけを教えてください
ぼくが初めて熊野川町を訪れたのは大学生、20歳の時でした。大学の先輩の呼びかけで「田植えイベントがある」と知り、京都から熊野へ向かったのです。当時ぼくはヒッチハイクの旅にはまっていて、ほぼまる1日かけて熊野にたどり着きました。その旅で和歌山県に入ってから、それも南の方へ行けば行くほど人々が優しくなるのです。
たくさんの人が声をかけてくれて、ある人はみかんジュースを差し入れてくれたり、ある人は予定以上の距離を走って僕たちを目的地まで運んでくれたり…学生時代にゼミでもう一度紀南を訪れることがあったのですが、その時もヒッチハイクで同じようにこの地域の人々の優しさに助けらた経験をしました。
(NPO共育学舎での田植えの様子)
その時の優しさが忘れられなくて、「移住」を考えた時にまず思い浮かんだのがこの地域でした。
初めて熊野川町を訪れてから4年の月日が流れ、再びNPO共育学舎さんを訪れた時に空き家を紹介してもらいました。ぼくは「ご縁がある時はトントン拍子に事が進む」という経験則的なものが自分の中にあって、それで他の地域を検討することもなく、すぐにこの場所に決めました。
また、当時よく読んでいたphaさんのブログや書籍などでこの町に若い移住者がどんどん増えていて、なにやら面白い蠢きみたいなものがありそうだというのを知っていたので「自分も面白いことやりたいー!」という思いでこの町に飛び込んだ、という感じです。25歳のときでした。
熊野川町ってどんな町か教えてください
新宮から山奥へ30分
熊野川町は人口約1300人、40近くの集落からなります。2005年に新宮市と合併しました。町の南北を一級河川熊野川が流れています。熊野川や、そこに流れ込む支流に沿って集落が形成されているので山奥とはいえクネクネとした山道を越えていくわけではありません。標高も低い場所に集落が集中しています。
また熊野川沿いに国道168号が走り、新宮市街まで車で約30分。新宮市内にはJRの駅や大型ショッピングセンター、ホームセンター、野菜直売所、商店街、娯楽施設など小さい街ながら都会的な機能はほとんど揃っており、仕事もたくさんあります。実は世界遺産の町で観光地でもあるんですよ〜。
熊野川町の住民は新宮市内まで買い物に行ったり、仕事に出かけたりという人が多いようです。この「片道30分」がぼくには移住当初辛いと感じていましたが、今では「ちょっとそこまで」という感覚でほとんど苦になりません。
川が綺麗な町
熊野川町はなんと言っても川が綺麗です。そして見渡す限りの雄大な山々。この霊験あらたかな景色が移住者の心を引き付けるのかもしれません。夏になると鮎釣りやキャンプのお客さんで賑わいます。川船観光や瀞峡を巡るジェット船など川を利用した観光も盛んです。移住者の方が立ち上げた「くまの川遊び部」という部活(?)では沢登りや滝巡りなど「DEEP熊野」を体験するアクティビティを楽しんでいます。
くまの・川遊び部(Kumano riverist club)さん(@kumano_love_river_jp)がシェアした投稿 –
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熊野古道が通る町
熊野川町は熊野古道「大雲取越」と「小雲取越」の中継地点に位置します。熊野古道は海外からのお客さんが年々増えていて、和歌山県内どこも宿不足のようです。そうしたことを受けて、熊野川町でもゲストハウスを開業する人が増えてきました。せっかく熊野古道という観光資源があるのに、十分活かしきれていないというところにまだまだ「地域おこし」の鍵が眠っているように思います。逆に言えば、「田舎に移住してゲストハウスをやりたい」と思っている方にはとてもいい場所だと言えます。
あなたにとって熊野川町の魅力ってなんですか?
☆ちょうどよさ
ぼくは先にも書いたように、他の地域と比較したりして熊野川町に移住を決めたわけではありません。なので実は熊野川町にこだわっているということは全くなくて、別にどこでもいいや、と今でも思っています。ただ、住んでみて知ったのですがこの紀伊半島で暮らす上で車で1時間圏内って「ちょっとそこまで」っていう感覚なんです。そうやって、地図上で1時間圏内の地域を見てみると、なんでも揃う新宮(30分)、綺麗なビーチのある勝浦(40分)、温泉天国の本宮町(15分)、魚の美味しい尾鷲市(60分)、大きな公園のある熊野市(40分)などなど、割とどこにでも行きやすいことに気がついたのです。
つまり、熊野や紀伊半島を遊び尽くすには最高の場所。
熊野川町が熊野の中心なのではないかと思うくらいに、いろんな場所に行きやすいのです。
熊野は遊び場がたくさんあります。山あり、海あり、清流あり、温泉あり…。その全部を欲張って味わえる場所が熊野川町なのです。
(川を掘ると温泉が湧く川湯温泉。温泉天国本宮町は車で15分の隣町。)
☆秘境感がやばい
熊野川町はいわゆる観光地ではありません。
熊野川を下る川船観光や、ジェット船で瀞峡を巡る、など自然を楽しむアクティビティがあるものの、規模的にはそこまで大きくはありません。
僕の友人などが熊野川町に遊びに来てくれた時、いつも連れて行く場所があります。
熊野川町で一番大好きな場所です。
滝本集落、宝龍の滝。
この場所はアクセスが悪いものの、それを差し引いても行く価値のある場所です。
日常の悩みが些細でどうでもいいと思えるほどに、この場所には神聖な空気が流れています。
こんなに神秘的な滝なのに、こんなに近づいてもいいのだろうか…自然に対する畏怖の念が湧いてきます。
観光ガイドには載らない秘境の滝です。人に会うこともほとんどない、異空間のような場所にあなたもお連れしたい!
そしてこんな滝にいつでも会いに行ける熊野川町って最高!
☆町を作っていく楽しさ
熊野川町では先輩移住者のみなさんがすごく頑張っていて、廃校を利活用したBOOKカフェを営んでいたり、市議会議員をされている方もいたり、何かと町を盛り上げてくれています。
その中でも移住者の方が2016年から始めた「熊野新しい学校」。サドベリースクールを参考にした、カリキュラムがない自由な学校です。
自分のことは、自分で決める 。
その日何をするのかを、ひとりひとりの意思に任せます。 学校の誰かがあらかじめカリキュラムや選択制のプログラムなどを用意することはありません。人間にはもともと、自分を取り巻く世界を理解したい、そこで自分の 力をフルに発揮したいという欲求が備わっています。 それが自ら育つ力=生きる力です。 その力を伸ばすために大事なのは、受け身でなく、主体的であるということです。 知識や経験が本当に自分の人生を支える力となっていくのは、自ら求めたときです。自分に必要なことを、 何かにせかされたり邪魔されたりせず、自分自身のタイミングで ゆっくり心ゆくまで考えたり感じたりやってみたりする時間。 それが、この学校が参加者一人一人に提供したいものです。 知識や経験はその先に自然とついてくるものと考えています。(子供達が川で筏を作ったそう。井戸も掘ったそうで、クリエイティブなチャレンジの日々!)
この学校が必ずしも「いい」と断言しているわけではないのですが、義務教育と自由な学校と、どちらに行ってもいい。そういった教育の選択肢があるというのがすごくいいなって思いませんか?せっかく田舎暮らしで子育てするのだから、子どもも自然の中で育って欲しいと思う気持ちはやはりありますよね。
こういったように自分たちがこの町を作っていくという面白さ。そして、それを実践している頼れる先輩方がいること。それが、ぼくにとってこの町のいちばんの魅力と言えます。僕も、先輩たちに負けずにこの町を盛り上げるぞー!
あ、でもこの部分を読んで「熊野川町って町おこしが既に盛り上がっててもう自分が入る余地がないんじゃ…」と思われたそこのアナタ!全然そんなことないですよー!どちらかというとまだまだで、余白だらけ。あなたもこれから町おこしの主役になれる場所です。
熊野川町で暮らしてみてわかったマイナスポイントを教えてください
湿気地獄
さて、熊野川町に暮らすことの「大変さ」もお伝えせねばなりません。まずは、湿気。もう、湿気大変です。湿気地獄。梅雨時期はカビとの戦いです。もちろん日当たりなど立地によってかなり変わってきますが。全体としては雨が多く湿気がひどいです。だからこそ、苔むした美しい熊野古道があるわけなんですが。
(苔のベッドはふかふか)
水害が多い
また、普段はゆったりと流れる熊野川ですが、大雨が降るととたんに氾濫します。2011年には記録的な大水害があり、町内の多くの家が浸水しました。地区によってはしょっちゅう浸かる場所もあります。熊野川町の中心地は日足(ひたり)という地名なのですが語源は「浸り」だったんじゃないかと言われるほど昔から浸水が多い場所のようです。水害と湿気、なかなか手強い相手です。
(これ、熊野川が氾濫した図です。僕の大事な田んぼは水面下に埋もれ…この年収穫ゼロでした。農地は余ってますが、農業に「向いてる場所」はごく限られてきます)
居酒屋がない
町内にカフェはあるんですが居酒屋がありません。僕のようにお酒を飲んでワイワイするのが生きがいな人間にとっては少し寂しいです。酒を飲もうと思ったら車で30分かけて新宮市内まで出ないといけません。帰りのバスがないからそのまま市内に宿泊か、宿泊代より高い代行を利用するか。
あるいは車を車中泊仕様にするか!
飲むためにだいぶ気合入れました。
町内に夜集まれる場がないから、なのかはわかりませんが移住者同士のつながりが希薄な気がする昨今(僕だけでしょうか…)。誰か熊野川町に移住して居酒屋を開いてくれませんか?(笑)
僕も自分のゲストハウスにバーカウンターを設置して、BARでもしようかと思ってましたがダメでした、僕料理ができないんです。
アクセスが悪い
もうこれは諦めなきゃやってられません。
名古屋まで4時間、大阪まで4時間。ここ熊野は気軽に来れる場所ではありません。ゲストハウスに泊まりにくるお客さんから「北海道より遠かった」とよく形容されます。地の果て、熊野。そんな場所なので実家に帰ることもなかなか難しい。我が家は妻の実家が新潟、僕の実家が熊本。大移動になってしまうので小さな子連れではなかなか帰省に踏み出せずにいます。
熊野川町の先輩移住者はどんな仕事をしていますか?
①就職
過疎の町とはいえ、就職先は実は結構あります。町内で、ということであれば杉の郷、グループホーム開門荘、熊野川園などの介護・福祉系の仕事は常に求人しています。他にもガソリンスタンドや郵便局などもたまに求人をしています。それから森林組合など。こういったところで働きながら、自給的な田舎暮らしをしている方も少なくありません。
また、新宮市内まで車で30分。普通に通える距離なんです。新宮まで行くと、仕事は山ほどあります。
②自営系
廃校や古民家を再生して、自分でお店をやっている人も多いというのが熊野川町の特徴です。カフェやパン屋などが多かったのですが近年熊野古道客の急激な増加もあり、ゲストハウスを立ち上げる人も増えてきました。また、農業とアルバイトを掛け持って生計を立てている人もいます。農地はたくさん余っているので、農業で起業、というのは地域からすごく喜ばれるでしょう!
(休耕田を使用した菜の花畑。地域の人たちは農地を利用してくれる若い世代を求めています)
③議員になる移住者
なんと、新宮市議会議員17名のうち2名がよそ者・若手移住者でした。
でした、と過去形で書いたのは、その中から市長選に出馬した方がいたから。
惜しくも現職に敗れはしましたが、かなり接戦だったんです。
移住者が積極的に市政にも関わり、住民もそれを受け入れる。
そんな土壌がある町です。そういったところがこの町の伸び代だなーと感じます(^ ^)
熊野川町の空き家事情
正直、熊野川町で空き家を探すのは至難の技です…。多くの人はまず町営の住宅に入居して、数ヶ月、あるいは数年地域との関係性を築いて、ようやく家を見つけるというパターンが多いです。稀に移住と同時に家を見つける人もいます。反対に3年暮らしても家が見つからずに町外へ出て行く方もいます。ここは「ご縁」が試される場所かもしれません。
http://kumahomes.info/?p=1639
(団地の物件情報)
また、家が見つかったとしても改修が必要な物件がほとんど。2011年に水害に浸かった家が多いのです。
…空き家情報に関してはネガティブな情報しかお届けできてませんね、すみません。実は僕は地域おこし協力隊として町内ほとんど全ての空き家を周り、持ち主さんと掛け合ってみましたがそれでもほぼ全滅だったのです。
とはいえ、ヒョイっと来て空き家を奇跡的に見つけて移住を決める人なんかもいるので、タイミングとご縁にかかってると思います。
(ずっと売りに出されている650万円、築14年の家。古道近し、ゲストハウスに◎誰か買ってください。)
熊野川町に来たらぜひ寄ってみてほしいお店や場所
①book cafe kuju(ブックカフェクジュウ)
2011年の大水害で校舎の天井まで浸水してしまった廃校。元「九重小学校」。ここを取り壊すことが市の議会で決定し、予算までつけられていたのを移住者の柴田さんが「そのお金でこの学校は復活できる」と提案し、bookカフェとして再生させました。また、同時期に地域おこし協力隊も導入して一緒にこの学校を復活させました。
今では多くの雑誌やTVに取材され、遠くからお客さんが来てくれる名店となっていますが、水害後の絶望の状態からここにたどり着くまでの苦労、努力は計り知れません。ぜひ、若き移住者の柴田さんに会いに行ってみてください。
②NPO共育学舎
僕の移住のキッカケでもある場所です。廃校を利用して、代表の三枝さんは若者支援をしています。
生きることについて、真剣に考えたり悩んだりしている、若者を受け入れています。 同じ屋根の下で同じ釜の飯を食べながら、共に考え語り学びあい、共に成長できればと考えています。世の中はグローバル化という、激しい競争社会に向かっています。経済活動を中心に、優劣を競い、結果に一喜一憂する生き方もあります。自然に身を任せ、自分の性格能力を知り、身の丈に合った生き方もあります。「みんな」と「お金」を主語にしない生き方もあってもいいと思います。知識と経験により、選択肢が広がり、生きる世界が広がります。自らの生きる道を、自らが選択したらいいと思います。自らの意志で決めたという自覚が、生きる道を切り開いていく原動力になります。自分の意志を信じて生きる。その結果を受け入れながら、いいと思うことは持続し過ちは素直に改めていく。自分を信じる小さな勇気が、自分を生かすことになると思います。人とは違う生き方であっても、生きていればいいと思います。若い時には真剣に自分と向き合う時間が必要だと思います。
さきほど「空き家について」の項で「町営住宅に暮らしながら空き家を探す」と書きましたが、共育学舎さんでお世話になりながら、熊野川への移住を決めて空き家を見つける人も少なくありません。人生についてゆっくり考えたいと思っている方、まずは共育学舎を尋ねてみては?
http://kyouiku-gakusya.org/npo/
また、三枝さんはご夫婦でパン屋も営まれ、パン作りのWSなども受け入れています。
③オフグリッドゲストハウス ikkyu
恐縮ながら、僕が運営しているゲストハウスのことも紹介させてください。
2011年の水害にあった古民家を再生したゲストハウスです。いちばんの特徴は「オフグリッド」で運営しているということ。グリッドとは電力会社の送電線。それをオフしているということ、つまり電力を自給しているライフスタイルのことです。このゲストハウスが目指すのは「地球一個分の暮らしをしよう」。電力の自給のほか、水も電気も使わないコンポストトイレを採用したり、キッチンはかまど、給湯システムも薪ボイラーを使用しています。そのほとんどがDIYの自作でコストを抑えていますので同じような生活をしたい人には参考になるかと思います。
ikkyu HP→http://ikkyu.blue/
壮絶なリノベーションヒストリー→http://ikkyu.blue/history/

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
他の町で羨ましいと思う地域はありますか?
山に暮らしていると、海が恋しくなります。見渡す限りの山々の景色もいいのですが、ずっと住んでいると塞ぎこんでしまう感じが…。だからたまに海に行って気晴らしをしています。ぼくは海沿いに暮らす方が向いてるのかも。笑
(写真;那智のビーチ)
そういう意味でいちばん羨ましいなと思うのは三重県の尾鷲市。漁港の町ですが、ビーチもあります。とにかく魚が安くて美味い。コンパクトな町の中に直売所があり、大きなホームセンターがあり、イオンやダイソーがあり不自由なく生活できます。それから安くて状態のいい空き家が多い。尾鷲市の空き家バンクを見てもらうとかなり驚くと思います。尾鷲では協力隊もどんどん増えていて、勢いが感じられます。そして…JR尾鷲駅周辺にかなりクオリティの高い居酒屋がたくさんある。
はぁ、尾鷲、いいなぁ(と二日に一回くらい思っている)
移住を検討する人へメッセージ
熊野川町は「ゆったり田舎暮らし」というより何かにチャレンジするために移住してくる方が多いです。都市圏も遠く、正直便利な場所ではないのでリタイア後の移住先として選ばれることはほとんどありません。若い人、その中でも「自分はゲストハウスがやりたい」など明確な目標のある人や漠然と「何か面白そうだな」と思って移住してくる人が多いです。
あるいは修験の道を志して移住する方も。
まずは一度熊野に訪れてみてください。そして熊野の大自然に触れてみてください。熊野は本当に素晴らしい自然がたくさん残っています。
PRスペース
熊野川町移住PRサイト「どいらい通信」
和歌山移住ポータルサイト「WAKAYAMA LIFE」
和歌山移住補助金制度→こちら
新宮市HP→こちら
新宮市観光協会→こちら
移住をお考えの方は直接森までご連絡ください。
森雄翼(もりゆうすけ)
080-1297-0758
yusuke_m10@yahoo.co.jp
ここからは「地域おこし協力隊」を検討している人のためのコーナーです。
熊野川町の協力隊制度について教えてください
ミッション型ですか、フリーミッション型ですか
フリーミッションです。強いて言えば「起業」がミッションです。
給与や活動費について教えてください
給与は基本的に¥133,000/月。残業をするとマックス¥166,000/月が出ます。
活動費はかなり自由で、年度内に二回に分けて100万円ずつ振り込まれます。
その全てを活動費に使用していいというスタンスです。家賃やガソリン代などもこの中から自分で支払います。
活動二年目は古民家の改修をしていたので、屋根の吹き替えに活動費のほとんどを使用しました。
勤怠管理はどんな感じですか
月曜〜金曜、8:30〜17:00が一応勤務時間です。
タイムカードを押して出勤と退社を記録します。
ただ、僕は現在の活動の性質上、この勤務時間に合わないためタイムカード制は廃止してもらっています。
熊野川町の協力隊制度のいいところを教えてください
自由度が高いこと。
「3年後の定住」が最大の目的だというスタンスなので特に日々「これをやらなきゃいけない」というタスクがありません。
協力隊期間中の起業が認められているため、早い段階で起業をすればそのぶん試行錯誤もできるので事業が安定すると思います。
熊野川町の協力隊制度への不満があれば(行政との問題が起きない範囲で)教えてください
自由度が高いというのはいいけれど、それは知らない土地で0から1を作り出すということ。
行政がある程度0から1までは作っておいてくれたらやりやすいのになぁという気はします。
つまり、利用価値のある空き家を借り上げるところまでは行政が担当して「ここを活用してくれ」というように。
物件探しから始まるとかなり難易度が高めです。
僕は協力隊3期生ですが1期2期の4名はみんな途中辞退されました。やりたいことは明確なんだけど、物件が見つからず辞めて行かれた方もいます。
第4期生の募集は未定です。「もうやめよら(やめよう)」という声もちらほら聞こえます…
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#熊野川町 #熊野川 #kumanogawa